ホトトギス

5月の下旬、この時期になるとグラウンドの向こうの山からホトトギスの鳴き声が聞こえてきます。「トッキョキョカキョク」という聞きなしです。ホトトギスは他の鳥の巣に卵を産み自分では子育てをしないという托卵鳥です。しかも孵化して間もないまだ目の見えない雛が巣の中にもともとある他の卵を背負って外に放り出してしまう行動を見ると親子とも完全に人道に反しています。
日本にやってくる托卵鳥はホトトギスの他に3種類います。他はカッコウツツドリ、ジュウイチです。4種類とも姿はとてもよく似ています、でも鳴き声はそれぞれ個性があり全くちがいます。家康が「鳴くまで待とう」と言ったというたとえ話はそのためではないかと思っています。(画像はカッコウ