バーニヤの原理・2

続きです。下の目盛の0の位置を見ると寸法は12mmと少しあります、この少しの計り方がノギスのポイントです。上の目盛と下の目盛の線がまっすぐの所がどこかにあるはずです。

6と8の真ん中ですから7です。この合っている7から左側に見てずれている長さは14番目のずれですから0.05×14=0.7mmになるという仕組みがバーニヤの原理で、ノギスでは合っている線の下の目盛りを読めばよいということになります。400年近く前、日本の歴史では江戸時代の始めの頃にヨーロッパで発明された測定方法です。