1年生・工業技術基礎(電子機械科・ア−ク溶接)

1年生の工業技術基礎、電子機械科のア−ク溶接の実習です。


溶接はふたつの部材を部分的にとかして接合する加工法で、目的によっていくつかの方法があり1年生の工業技術基礎では被覆ア−ク溶接を実習しています。溶接部分の温度は約4000℃〜6000℃(太陽の表面温度とほぼ同じ)の超高温、融点約1500℃の鉄板でも瞬間的に溶かし厚い板でもビ−ドを重ねて接合することができます。
 

溶接棒にはフラックスという素材を被してあり、フラックスは溶接時に白い煙になり空気に含まれる酸素を遮断して接合部周辺の、また溶けてスラグになり溶接部を覆って酸化を防いでいます。溶接時には高温になるだけでなく、ア−クは強い光と有害な紫外線を発生するので実習する生徒は安全のために革製の手袋、足当て、エプロンを身につけて、濃いガラスのついた遮光用の面を使います。